29日、長野県茅野市にある
御座石神社のどぶろく祭賞味会にお呼ばれし、
私の絵を一枚奉納させていただきました。
御座石神社の祭神は、高志沼河姫(こしのぬながわひめ)

私のお隣が茅野市長、当番の佐久さんです。
神社伝承によると、奴奈川姫(ぬながわひめ)が、高志(越=こし)の国から鹿の背に乗って大門峠を越えてこの地にやってこられ、狩から帰られた息子の諏訪明神に、お手製のどぶろくと、ウドと鹿肉でおもてなしをし、狩の労を労ったといい伝う神社です。
御座石神社の名前は、境内に奴奈川姫がお座りになったと伝わる石の名前より由来しています。
この故事より、毎年4月27日は、
神社境内で醸したどぶろくが氏子さんに振る舞われる「どぶろく祭」が行われます。
千人もの氏子さん達が、神社境内一面にブルーシートを敷きつめ、
昼間から仕事を休んで、ひたすらどぶろく三昧‼️という🍶
羨やましいばかりのお祭りなのです。
その歴史は、なんと800年続いているとも言われています。
このどぶろくを醸すのに、毎年三名の氏子さんが当番に選ばれます。
当番さんは、神社に泊まり込みで一年かけてどぶろくを仕込むのだそうです。
大変ですが、当番になることは、とても名誉なことなのだそうです。
絵を奉納させていただいた事の発端は、
昨年のどぶろく祭でお世話になった氏子の佐久さんが、
平成30年度の当番になられたことに始まります。
当番さんは、神社に毎年記念品を上げることになっているそうで、
このたびの絵は私からの奉納、
額を当番さんの記念品という形で、
御座石神社に上げさせていただきました‼️
バックの顔料には、手作りの糸魚川産ベンガラと諏訪の黒曜石を
使用しています。
この歴史ある奴奈川姫所縁の神社に、
こうして絵を掲げさせていただくことは、大変光栄です!
古事記に、賢し女、麗し女(かしこくて美しい)と記す奴奈川姫が醸したどぶろくは、
きっと今年のどぶろくのように華やかな味がしたに違いありません。
氏子さん達も、絵になったご祭神をご覧になり、大変お喜びくださいました。
この祭がこれからも末永く続きますように、
御座石神社と茅野市本町の氏子さんの益々の繁栄を祈念申し上げます。