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小正月行事①

 【14//2014】

私の住む町内の小正月行事、どんと焼の紹介です。

どんと(どんど)焼は、歳の神、糸魚川市以西では左義長(さぎちょう)などとも呼ばれ
地域によって呼び名が異なりますが、小正月に正月飾りや昨年の注連縄、
書きぞめなどを、竹や藁を組んでで作った2~5mの塔とともに燃やし、
歳の神様(田・農作物の神)に五穀豊穣を祈る火祭りのことを言っています。

日本列島の広い範囲で行われてる行事のようですが、馴染みのない地域の方に
「どんと焼・歳の神」と言っても全く通じませんでした。

ちなみに、私の住む上越市でお隣の市の「左義長」と言う呼び方を使っても、
皆首をかしげるほど、「歳の神」の各地域での呼び名が定着しているようです。

260111033.jpg

こちらの民間信仰では、夫婦の道祖神や庚申塔などと殆ど同一視されているように感じます。
即ち性神の信仰とも=ではないか?と私は考えています。(^^)言いきった☆

農作物の輪廻=人間の輪廻 ですから、
五穀豊穣=子孫繁栄ということなのだろうと思います。


私が住む地域の歳の神様は、大国主命と奴奈川姫!
と言いたいところですが、具体的にどの神様のことを言うのかは不明です。
この地に稲作を広められた作神なのですから、
昔は本当にそうだったのかもしれないなどと、安易な考えが過ぎります。

東頸城から魚沼地域に多い「十二神社」も、
もとは各地域の道祖信仰からなるものではないかとも思えます。

私たちにとって歳の神は、15日に行う(だいたい休日にあわせて行われる)
毎年恒例の小正月行事ですが、
山間の地域では、今でも鳥追いなどとともに歳の神を行うといった、
伝統を守り現在に受け継いでいる地域があります。

鳥追いですよ~!鳥追い♪
山椒太夫のクライマックスを彷彿とさせます。

大正14年生まれの私の祖母が、戦時中に臨時教員として能生谷に務めた時に
子どもたちが鳥追いをしたそうで、歌を覚えていたので紹介したいと思います。

鳥追い唄(糸魚川市能生谷地区)

おらがのいまぼ(田んぼ)に
鳥ゃ来て ほーいほい
追ってもたたず たたいてもたたず たたずのとりは
尻切って 頭切って 佐渡島へ ほーいほい

                  祖母談(89歳)


こう歌いながら雪ん子ファッション?で村中を歩きまわったそうです。

曲の調子は「ほー、ほー、蛍こ~い」に似ていました。(^^)

約70年前に教え子達が歌った唄を覚えているという私の祖母に、
最近、生き字引きのような有難さを感じている今日この頃です。
 
半世紀以上も昔の話ですので、
現在も能生谷で鳥追いが行われているかどうかは不明ですが・・・。      


このように信越地方は「全国トップクラスの民俗学の宝庫」と言われているそうでして、
写真家浜谷浩の「雪国」でも世界的に有名なりましたが、こういった
昔ばなしさながらのことを、変わらず今も脈々と行っている地域が多く残っています。



小正月行事は、まさにその代表格で、
歳の神はこしひかりの小さい頃から、何気なく当たり前に行ってきました。
(当たり前すぎて、どこの地域でも行われているしきたりなのだと思っていました。)

子どもごころに、「歳の神」という名前と、前の年の神棚のお札を燃やすことから
これが「神の行事」であることはなんとなく検討がついていたのですが、
ただ詳しく知ったのはここ2,3年のうちでしょうか・・・

他にも小正月行事で有名なところでは、
松之山(現在十日町市)の雪の中にお婿さんを投げる奇祭、
有名な「婿投げ」もそうですね♪(^^)

奴奈川姫が松代の松苧山にもたらしたという五葉松の松・・・
松之山、松代は、常に松の内(常緑の聖地)なのかもしれません。

鈴木牧之よ、どうだっ!(^^:)こしひかり論


260111037.jpg
スルメを炙る子どもたち

歳の神の炎で子どもがスルメやもちを炙り、それを食べると風邪をひかない。
また、書き初めの字が空高く舞い上がれば上がるほど、字が上達すると言われています。

子どもにとって、一年で唯一親公認で火遊びができる日。

私の住む地域はわりと街中で建物が多い町内なので
こじんまりと行われていますが、各町内ごとにどの地域も行っているので
12、13日はあちらこちらで歳の神の煙が上がっていました。

この歳の神行事については自分なりに調べ、
少し考えていることがあるのですが・・・

実に!面白いです♪♪♪



話変わって

260111008.jpg
明け方4時

遠くに除雪車の明かりが見えますが、
これくらいの降り方ならば問題なく行ける!と判断。


260111013.jpg

雪の中から愛車を掘り起こして、

そうだ、諏訪へ行こう♪♪♪


その②へ続く

Category: ✿越(新潟・富山・石川・福井)

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Comments

千曲市でも「どんと焼き」といいます。
武水別八幡神社(北信で一番の参拝者だそうです。3~4万人)で
どんと焼きします。

Posted at 20:16:33 2014/01/17 by さらしなの里

Comments

さらしなの里 さま

> 武水別八幡神社(北信で一番の参拝者だそうです。3~4万人)

そうでしたか!神社で行われるのが一番ご利益がありそうですね!
どんと焼、上越市妙高(長野寄り)は「どんどん焼き」というそうです。
子どもの頃は、なんとなく「どんどん焼き」なのかと思っていました。
富山県入善のさいの神は最近、国指定になっただそうでして、
一度見に行きたいなぁと思っているのですが・・・
木製の夫婦神をさいの神の塔とともに燃やすのだそうです(^^)

Posted at 15:15:34 2014/01/18 by こしひかりのあとりえ

Comments

こしひかりさまのお話から、家族でどんと焼きの話をしました。
父親に聞いたところ、どんと焼きは、昔は田んぼの中の集会所みたいな空き地で、
やっていたそうです。
いつしかかなくなったようで、「どんと焼きにいく」というと、
神社でするように思うようになってました。

調べたら、鎌倉の鶴が岡八幡宮の神事にもなっているようです。
日本のあちこちの民間にも、神社の神事にもなっていて、
不思議な行事だとあらためて思いました。
なにげなく見過ごしている身近なところに、奥深いものがあって
こしひかりさまのおかげで、いろいろ考えるようになりました。

Posted at 00:01:10 2014/01/20 by さらしなの里

Comments

さらしなの里さま

ありがとうございます。
m( )m
こしひかりの突拍子もない内容(おまけに不細工な文章)のブログを
そのようにおっしゃっていただき、全てにおいて「甲斐」を感じている今日この頃です(^^)

> 調べたら、鎌倉の鶴が岡八幡宮の神事にもなっているようです。

そうでしたか、神事になっているとは知りませんでした!
興味深いです♪ (@v@

新潟の山間の地域では、やはり村と村の境でさいの神塔を作り行っているようですが、
どんど焼の時の夫婦人形(道祖神)も、木製の男根も、
たいがい「ヌルデの木」を用いて作っているのが、引っ掛かっています。。。

ヌルデの木(ウィキへ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%AB%E3%83%87

聖徳太子が蘇我馬子と守屋の戦いに際し、ヌルデの木で仏像を作り、馬子の戦勝を祈願したということで、勝の木とも呼ばれているようですが、「ヌルデ」には願いを込める、叶える、そういった霊力がありそうな予感です・・・

上越市指定文化財の「オ―マラ」というサイの神も、やはりヌルデの木を使って新嫁を祝う「嫁祝い」という行事を同日に行いますし、こしひかりは一人、越の国より「さいの神は御マラだ~」と叫びたいと思います。(笑)

そして・・・サイの神にはミシャグチ様の信仰が隠れているのかも・・・(T▽T)
尖石遺跡のある豊原の御頭御左宮司社(ミシャグジ社)は、神社庁に登録さていない神社の様で、
地元の人に大切にかくまわれている印象さえ感じています。そしてあの道祖神の数は!←興奮中です



さいの神は全国規模なので、調べるのは大変と思っていましたら、
素晴しいページを発見しました。

http://www.digi-ken.org/~archive/koshogatu.html

Posted at 11:13:10 2014/01/20 by こしひかりのあとりえ

Comments

さらしなの里さま2

このページによりますと、さいの神のことを
信州の上伊那郡・下伊那郡では「ホンヤリ」「ホンダレ」
と呼んでいるようで、新潟県村上市には有名な「ほだれ祭り」と重なる、「ホンダレ」には、「マラ」と同じ様な隠語的な意味合いを感じます。

やっぱり、「さいの神は御マラだ~」(笑)

Posted at 12:09:13 2014/01/20 by こしひかりのあとりえ

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