久しぶりにF50号の絵にチャレンジしています。かなり気合が入っています。(笑)
F50号は、大きすぎず小さすぎず、描きたいものを描けるサイズ。
どうにか出産前には仕上げたいと意気込んでいます。
妊婦生活もいよいよ終盤を迎えたので、どのタイミングで来るか、ドキドキ・・・
絵の仕事も大事ですが、避けてきた棚卸作業に経理、自分の経理、確定申告、
2月に入る前にやっておかねば子供が産めないよと、自分に気合をいれているところです。(^^;)
昼休みが終わったらやります、やりますって(汗)
昨日は市内の画材屋へ、足りない画材を買い足しに行きました。
すると、ゴホウラらしき貝が350円で売っているではありませんか。
小さいけど、切って磨けば、赤ちゃんの釧ができるかも♪
などと思い、つい衝動買いしてしまいました。
貝の対数螺旋の渦巻き模様というのは、神秘的で美しいです。
自然界なのに規則性がある、計算された形だから逆に神秘と感じるのかもしれません。
お腹の胎児の細胞も対数でふえているイメージがありますが、
生命の成長過程の摂理なのかも?と思ってしまいます。
しかも、渦巻くぞ~と言わんばかりに、人間の胎児は「勾玉の形」から始まってますし♪
対数螺旋の方程式 ※bの角度が一定
以前、天井画の炎の渦を描いている時に感じたのですが、
美しいと感じる渦巻き模様というのは
実際にアナログで描いてみると、とっても難しく、
まして対数螺旋を感覚だけで描くのは、不可能ではないかなぁと感じました。
ですから、まさに貝などに見られる対数螺旋は、自然が作り上げた神業といった感じ。
しかし美術界では一般的に、一定の規則性があるものを「模様」と呼んだりしています。
綺麗ですが機械的な模様は「デザイン」とも共通し、絵的には決して面白いといえないので、
むしろそれを崩した美が絵画であると、自分ごときなんかは思っています。
古代人はきっと、自然界にある貝の規則的な美しさに敬意を払ったのでしょう。
だから、貝塚というのはただのゴミ捨て場ではなくて、わざわざ塚を作って葬ってあげた。
その名の通り、貝塚は貝のお墓なのだと認識しています。
また、神代文字の「ア」「ワ」は、鳴門海峡のうず潮で、だから「あわ」=淡路島でオノゴロ島かーと思っていました。
しかも比定地沼島は、勾玉形(教えてくれたのは信州の某アナリストAS様)
神代文字の信憑性には半信半疑ですが、これについては納得しています。
勾玉とは螺旋の中心で、そこから生命が生まれると古代の人は考えたのかもしれません。
母が昔、気功を齧っていたのですが、気の流れも、男と女対極の渦だと言ってました。
右回り、左回り・・・まさしく国生み神話。
さて、この螺旋の話をもう少し突き詰めていきますと、こんな話にもなります。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144
この数列、フィボナッチ数列なんて言われているみたいで、
隣同士の数が和になっていて、比をとると、その比が限りなく黄金比(1:1.618)に近づいていく
というものらしいです。
ひまわりのタネとか、自然界に多いなんて言われていますが、本当なのでしょうか。
黄金比は、ミケランジェロやダビンチが意識したといわれていることから、
美術を志したことのある人なら、一度は自分の絵に黄金比を取り入れたい・・・
などと思う方も少なくないかもしれません。
現代ではテレビのハイビジョンの規格までが、黄金比に習ったといわれていますが、
私はいつも感覚だけで絵を描いているので、8^^;
黄金比を自分の絵に取り入れたことは一度もありません。
1:1.618の比ぴったりになるというのは、だいぶ細かい計算ですが、
これが美しいと感じるって本当なのでしょうか?
結構半信半疑ですし、ものの見方が西洋的?とも感じます。(笑)
人間がパッと見で、だいたい落ち着く間の取り方が、
1:1.6くらいの比だというなら話は分かるのですが・・・

(1:1.618)
先の「国宝展」のお土産にといただいたチョコレートの写真。
画像の横縦の比を黄金比にしてみましたが、美しいですか?
見慣れた感じがするのはハイビジョンっぽいせいかとも思えますが。(^^;
絵画で海景の時に使うM(マリン)の規格にも近いと思い、
M規格の縦横比を計算してみましたが、黄金比は出てきませんでした。
※M50号の場合、絵寸1167X727mm=1:1.605

(※これは1:1.6にしてみましたが、あんまり変わらないような??)
チョコの話に話をもどしますが、
以前同じ方から「シャベル型のティースプーン」を二本いただいていて、
それでこのチョコを掘ってみて♪というプレゼント主さんからの粋な計らいです。
なにが出てくるかな?

(いつもの1:1.333画像)
出てきたのは、茅野市尖石遺跡出土、国宝ビーナス形チョコ♪
(ビーナスと諏訪の子安神が、おなかの子を授けてくださった(?)と思っています。)
なんてハイセンスなお土産♪勿体なくて、まだ食べれていません(笑)

じつはこのビーナスの頭にも美しい螺旋が描かれているのです。前置き長っ
茅野市の出土なので、初めからこの渦巻き様は御左口様(蛇様)と思って疑いませんでしたが、
蛇は螺旋になれるから、神格化したのかもしれませんし、
縄文人にとって螺旋自体が自然界の精霊の姿なのかもしれません。
そんなことを考えていると、チョコをのせている切株の年輪すら
アルキメデス螺旋に見えてきます。私たちは一体何週目に紡がれたDNAなんでしょう。(^^
そして私のお腹の中にも、新しいDNAの二重螺旋構造が形成されていく。
日増しに生命の神秘を感じています。
四歳の娘は、いまだに信じがたいらしく、
本当にママのお腹の中に赤ちゃんが入っているのか?と何度も確認してきます。
娘の疑い深い性格は、まさしく私のDNAの螺旋を引き継いでいる気がします。(^^;

1時間でつくるなんて、いささか本物に失礼と思いつつも、
尖石の考古館で作ってきたビーナスのレプリカ。
大胆なフォルムながら、見た目以上に繊細なつくりでした。
指が太い私は、作るのが難しかったです。男性なら尚更?
そして、このビーナス、経産婦っぽいですし、お腹の子の性別は、
むふふ
どうやら自分とも同じみたい。確率2分の1ですが←どうしてもあやかりたい(^^;
だいぶ下がってますね、いよいよですか?
私も通りがかりの見知らぬおばさまに、だんだんそう声を掛けられるようになってきました。

(もう一度、黄金比画像。私たちのご先祖様です)
たとえ、体が朽ちて骨になってしまったとしても、
DNAの二重螺旋は生き続けることができる。これがいま生きるあなた達なのですよ。
と、胸元のヒスイが訴えているかのようです。
そう思うと、今なら何だってできるような、妙な自信に満ちてきます。
これがマタニティーハイというやつなのかも?(ただいま女性ホルモン4000倍)
そういえば、臍帯の中を走る血管も、美しい螺旋が走っていました。
古代人がDNAの螺旋構造を知るのは無理でも、
臍帯ならよく見ていたでしょう。(^^)b
今回の出産は人生最後かもしれないので、
もう一度この目でしっかり確認しておこうと、臨月妊婦の戯言でした。
螺旋は、生命の神秘です。